20代におすすめのクレジットカード
また、20代のカード会員は購買意欲が高く、カード払いにも抵抗がありません。年収もまだそれほど高くないのでリボ払いの利用率も高く、クレジットカード会社の利益につながるのです。
そのため多くのクレジットカード会社が20代限定のクレジットカードを発行しています。こうしたクレジットカードは一般カードよりもポイントが優遇されているのでお得です。
今回はおすすめの20代向けクレジットカードをご紹介します。自分に合ったクレジットカード選びの参考にしてください。20代社会人だけではなく学生も申し込めるクレジットカードもあります。
20代からクレジットカードを利用するメリット
20代ではクレジットの利用歴(クレジットヒストリー)はそれほどありません。勤務してからの期間も短いので勤務年数も短いことが多いでしょう。しかし、30代で同じ状況の場合、クレジットカード入会審査では圧倒的に20代のほうが審査を通過する可能性が高くなります。
クレジットカード会社が20代を優遇しているのと、30代で20代と同じような状況では収入が不安定と判断されるからです。
クレジットカード入会審査を考えると、なるべく若いうちに初めてのクレジットカードを作っておくほうが有利です。
20代でクレジットカードを作る意味
クレジットカード入会審査では、申込者の過去のローンやクレジットカードの利用履歴、つまりクレジットヒストリーも重要な審査項目です。
20代で初めてのクレジットカード申込をすると、審査が通りやすいので早めに作ることをおすすめしましたが、早めに申込するのは審査を通りやすいだけではなく、クレジットカードを作ってからのメリットもあります。
クレジットカードを利用することで、クレジットヒストリーが作られるため、2枚目や3枚目のクレジットカードを作るときにも審査上有利になるのです。
30代や40代で初めてクレジットカードを作る場合は、審査に通りにくくなるだけでなく、将来ゴールドカードを作る場合でも良好なクレジットヒストリーを育てるのに時間がかかります。これに比べて20代のうちにクレジットカードを作っておけば、30歳になるとすぐにゴールドカードへの切り替えも可能になります。
20代におすすめのクレジットカード(スタンダードカード編)
一般カードの場合18歳以上であれば申込できるクレジットカードがほとんどですが、以下30代では入会できない、10代~20代限定のおすすめのクレジットカードをご紹介します。
JCB CARD EXTAGE
JCB CARD EXTAGEは年会費無料カードで、18歳以上29歳未満が入会条件のリボ払い専用カードです。
JCB CARD EXTAGEのメリットはポイントサービスにあります。入会後3か月間はポイント3倍(還元率1.5%)、4か月目以降はポイント1.5倍(還元率0.75%)になり、収入が少なく安定しない若者には嬉しいサースです。
カード決済条件付(利用付帯)ですが、付帯サービスとして海外旅行傷害保険も付いています。20代限定としていることで、20代の方にとっては入会しやすく、一般カードよりもポイント還元率が高いため非常におすすめです。
JCBブランドは日本生まれの国際ブランドで、きめ細かい会員サービスを提供していることでも知られていますから、1枚持っていれば何かあったときに心強い一枚といえます。
また、カードデザインがスタイリッシュな6枚のなかから好きなものを選ぶことができるのも嬉しいポイントです。
ただし、入会して5年後の最初のカード更新でJCB一般カードに自動的に切り替わります。
また、切り替え前の解約はペナルティとして税別2,000円のカード発行手数料がかかるので注意しましょう。
一般カードに切り替わると税別1,250円の年会費がかかりますが、年間利用金額50万円で次年度の年会費は無料になります。
三井住友カード デビュープラス
三井住友カードのデビュープラスは初年度年会費無料、年1回の利用で次年度も年会費無料です。
入会条件は18歳~25歳です。三井住友カード デビュープラスもポイントが優遇されていて入会後3か月間はポイント5倍(還元率2.5%)、その後は常に2倍(還元率1%)となります。
JCB CARD EXTAGEよりもポイント還元率は高くなりますが、付帯保険はショッピング保険100万円(海外利用、リボ払い、分割払いのみ)だけで、海外旅行傷害保険は付帯されていません。
三井住友カード デビュープラスは、26歳以降のカード更新時には自動的に20代向けのゴールドカードであるプライムゴールドカードに切り替わります。
ゴールドカードが不要の場合は、三井住友カード(一般カード)への切り替えも可能なので、好きなほうを選ぶことができます。
VISAブランドは世界中で幅広く使える国際ブランドなので、一枚は持っておきたいクレジットカードです。
シェア率世界ナンバー1!VISAの歴史とおすすめのVISAカード
イニシャルカード
カード発行会社は銀行系の三菱UFJニコスです。三菱UFJニコスを代表するのはMUFGカードですが、イニシャルカードはさらに若年層向けの仕様です。
初年度は年会費無料、次年度以降は税別1,250円の年会費となります。
しかし、年間20万円以上のカード利用で次年度も無料になります。
他のクレジットカード発行会社が同様、若者向けカードだけあってやはりポイントが優遇されており、入会後3か月はポイントが3倍となります。
年間利用金額3万円から10万円未満は20%、10万円以上は50%のポイントが加算されるサービスもあります。
初年度は海外旅行傷害保険が最高2,000万まで補償されますが、年間利用金額が20万円未満の場合、翌年の補償金額が100万円まで減額されます。
その他のメリットとして、イニシャルカードの国際ブランドはVISA,マスターカード、JCBの中から選ぶことができるので、好きなブランドでカードを作ることができます。ブランドによって優待サービスが違い、使える加盟店数も同じではないので、カードブランドは上手に選びましょう。
20代におすすめのクレジットカード(ゴールドカード編)
一般的なゴールドカードは年会費税別10,000円程度が相場です。
しかし、20代向けのゴールドカード(ヤングゴールドカード)は年会費格安ゴールドカードで、3種類の年会費に分けることができます。
年会費が高いほどサービスの質も高くなるので自分に合っているゴールドカードを選びましょう。
MUFGゴールドカード(年会費税別1,905円)
初年度年会費無料で、次年度は税別1,905円の年会費となります。
申し込み資格は18歳以上で収入がある方です。
「楽Pay(カード利用すべてが自動的にリボ払いになるサービス)」に登録してリボ払いを利用すると、年会費は半額になります。
もらえるポイントは、年間利用金額に応じて年間利用50万円~100万円未満で翌年20%、年間利用100万円以上は50%ポイントが割り増しになります。また、入会時にアニバーサリー(記念日)を登録し、この月のカード利用はポイント1.5倍になるサービスもあります。
利用できる空港は限定されますが空港ラウンジ無料サービスも付帯しています。
利用できる空港ラウンジは、成田空港第1、第2ターミナル「IASS Executive Lounge1、2」、羽田空港国際線旅客ターミナル「SKY LOUNGE/SKY LOUNGE ANNEX」など国内7か所と、ハワイ・ホノルル国際空港「IASS HAWAII LOUNGE」の全8か所になります。
また、海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険のほか、国内渡航便遅延保険も付帯しているため海外旅行時も安心です。
年会費を考えるとコストパフォーマンスの高いゴールドカードです。
JCB GOLD EXTAGE(年会費税別3,000円)
JCB GOLD EXTAGEは初年度の年会費無料、次年度から税別3,000円の年会費となります。
入会基準は20歳以上29歳以下で、通常デザインのほかにディズニーデザインのゴールドカードも選ぶことができます。
5年後のカード更新時はJCBゴールドカードに自動的に切り替わります。
利用付帯にはなりますが、海外旅行傷害保険最大5,000万円、国内旅行傷害保険最大5,000万円の補償付きです。
さらにうれしいことに、空港ラウンジ無料サービスはJCBゴールドカードと同じ内容で提供されています。
JCB GOLD EXTAGEのメリットは、まだJCBゴールドカードの審査を通過する自信がない20代向けであるという点です。
カード更新時に自動的に切り替わるので将来JCBゴールドカードを持ちたい人にはおすすめのクレジットカードです。
三井住友カードプライムゴールド(年会費税別5,000円)
三井住友カードプライムゴールドは初年度年会費無料で、次年度は税別5,000円です。
WEB明細と「マイ・ペイすリボ」(支払いを自動でリボ払いにするサービス)の登録で翌年の年会費が税別1,500円割引されます。
入会基準は20歳以上30歳未満ですが、30歳になってからのカード更新で三井住友カードゴールドに自動でランクアップします。
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、空港ラウンジサービスはゴールドカードと同じサービスが提供されていて、本格的なゴールドカードに最も近いサービス内容となっています。
三井住友カードプライムゴールドも、将来は三井住友ゴールドカードを持ちたい人にはおすすめの20代向けゴールドカードです。
またVisaカードの最高峰であるVisaプラチナカードの招待を受けるためにも、ゴールドカード会員になることが唯一の方法となります。
まとめ
20代向けのクレジットカードは学生カードと同じように、一定の時期にしか作ることができないクレジットカードです。
そのため、サービス内容も一般カードに比べて、ポイント還元率が高いといった優遇サービスになっています。
20代向けのゴールドカードにしても、一般のゴールドカードの1/2以下の年会費で、本格的なサービスを利用できるメリットがあります。
同じクレジットカードを作るのであれば期間限定となりますが、20代向けのクレジットカードをおすすめします。
特にゴールドカードのステータスにあこがれている人にとっては、自動的に本格的なゴールドカードに切り替わる20代向けのゴールドカードは魅力的でしょう。ゴールドカードの予約をしているようなものです。
しかし、どんなクレジットカードであっても支払いだけはきちんとするというのは基本です。
せっかく自動で切り替わるシステムがあっても、支払いを遅延していればグレードアップどころか強制解約される場合もあります。
クレジットカードは支払いを正常に続けることで、信用を得ることができるということを常に念頭に置いて20代からカードライフを楽しみましょう。
おすすめカード3選
入会後3ヶ月は3倍、4ヶ月~1年は1.5倍ポイントが貯まる
Oki Dokiランドでポイントが3倍~貯まる
セブンイレブンやAmazon.co.jpでお得にポイントが貯まる
ゴールドカードならではの特典!空港ラウンジサービスが利用できる
最高2,000万円の海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険が付帯
国内渡航便遅延保険も付帯している
若者にうれしい!ほかの三井住友カードに比べてポイントが常に2倍!
入会後3ヵ月間はなんと!ポイントが5倍
初年度は年会費が無料、翌年以降は前年1回以上の利用で年会費が無料になる