また、審査のシステムによっても審査スピードが違うでしょう。
たとえば、セディナはOMCカード、セントラルファイナンス、クオークの合併したクレジットカード会社です。存続会社はOMCカードなので、クレジットカード事業に関してはOMCカード時代のシステムをそのまま引き継いでいます。
OMCカードは人工知能を利用した「IBIS(アイビス)」というシステムを採用し、自動的にクレジットカードの審査を行っている(自動審査システム)を採用していることで有名です。
自動審査では当然のことですが、審査担当者が申し込み情報を一件ずつ審査するよりもずっと迅速に審査結果が得られます。
こうしたシステムを採用していれば審査時間が短縮され、クレジットカード発行も早くなります。OMCカードはいわゆる旧流通系です。主婦層やパート・アルバイトも審査対象となるので、銀行系と比べると審査基準自体は高くありません。
結局、スピード審査は審査基準、審査システム、申込内容のバランスで決まります。
より速いのは審査基準が低く、迅速な審査システムを持つクレジットカードに、審査基準に合致した申込が行われた場合、審査結果が早く出るということになります。
申込者は審査システムがどのようなものかを認識できませんが、自分に合ったクレジットカードで、より審査基準の低いクレジットカードを申込することでクレジットカードが手元に早く届きます。