クレジットカードは発行されますが、専業主婦の場合「ショッピング枠」のみでの発行になります。
「キャッシング枠」に関しては、2010年に施行された総量規制によって、限度額は0円、つまり実質上は付帯されることはありません。
なお、余談になりますが消費者金融系カードローンもクレジットカードのキャッシング枠同様、専業主婦の方にはお金の貸付ができません。専業主婦の方でキャッシングしたい場合は、銀行系カードローンのみ対応が可能です。
クレジットカードの「クレジット」とは、「信用」という意味です。
クレジットカードには、ショッピングのときに利用するとその料金を立て替えてくれる「ショッピング枠」と、現金のキャッシングができる「キャッシング枠」の二つが付帯しており、「利用限度額」呼ばれる限度額があらかじめクレジットカード会社より定められています。
クレジットカードに立て替えてもらった金額は、原則として翌月・あるいは翌々月に、指定した銀行などの口座から自動的に引き落とされるしくみです。
ショッピングで立て替えてもらった場合、1回払い(一括払い)、2回払いであれば金利手数料などは発生せず、3回払いから手数料を支払う必要があります。
クレジットカード入会審査時にクレジットカード会社が重要視しているのが、その人の信用力、つまりクレジットカード会社が立て替えた金額をきちんと返済できるかどうかという「返済能力」の有無です。
これを判断するために、個人信用情報機関と呼ばれる機関に問い合わせて、申込者の過去の個人信用情報(クレジットヒストリー(クレヒス))や職場の勤続年数、年収を考慮してカード審査をしています。
でも、専業主婦だから年収はゼロ円…と思った方、特に心配する必要はありません。
専業主婦も立派な職業。クレジットカード会社にもよりますが、ほとんどの場合過去のクレジットヒストリーに問題がなければクレジットカードは発行されます。
ただ、専業主婦の方の場合、本人は無収入なので、配偶者の年収や職場での勤続年数などによってその「信用力」を判断する場合があります。
なお、女性に限った話ではなく、男性で主夫をしている方にも同じことがいえます。
クレジットカードは発行されますが、専業主婦の場合「ショッピング枠」のみでの発行になります。
「キャッシング枠」に関しては、2010年に施行された総量規制によって、限度額は0円、つまり実質上は付帯されることはありません。
なお、余談になりますが消費者金融系カードローンもクレジットカードのキャッシング枠同様、専業主婦の方にはお金の貸付ができません。専業主婦の方でキャッシングしたい場合は、銀行系カードローンのみ対応が可能です。
「家族カード」をご存知でしょうか。
クレジットカードの本会員と生計を共にする18歳以上の家族であれば、審査なしで発行されるクレジットカードを「家族カード」と呼びます。
審査の対象となるのは本会員だけなので、専業主婦の方でも審査を不安に思う必要はありません。また、ポイントも本会員のポイントに合算されるかたちで貯まるのでお得です。
利用明細表もひとまとめにして発行されるので、配偶者に明細を知られたくないという主婦の方には、あまりおすすめしません。
家族カードに関しては、こちらの記事で詳しく書いています。
パート主婦の場合は、自分で働くことによりパートでの収入があるので、専業主婦とは少し異なります。
パート主婦の場合、配偶者控除を受けられる年収103万円や扶養範囲内の限度額である130万円が上限になるように仕事をセーブしながら働く方も多いかもしれませんが、クレジットカードの入会申込時に年収を自己申告する際、年収100万円と書いた場合は残念ながら審査に合格する可能性は低くなります。
申込記入欄に自分の収入のみでなく、世帯年収を書くクレジットカードの場合、配偶者の年収も収入として加算され、配偶者込みでの審査になるので、審査が有利になります。
主婦の方におすすめのクレジットカードは、流通系カードと呼ばれる流通会社がクレジットカード会社と提携して発行している提携カードです。
流通系といわれてもピンとこないかもしれませんが、楽天カードやイオンカード、ライフカードなどはいずれも流通系クレジットカードの部類に入ります。
楽天カードの姉妹カードとして女性向けに登場したのが、楽天PINKカードです。
楽天カード同様、年会費永年無料であり、日本最大級の通販サイトである楽天市場ではポイント還元率は2%までアップするのはもちろんですが、楽天カードと異なるのは女性向けのサービスが充実している点です。
楽天グループでの割引優待サービスのほか、飲食店や映画チケット、習い事や育児サービス等、110,000以上の割引・優待特典のほか、女性のための保険などもオプションで付帯することができます(月額サービス料は300円(税抜))。
月払保険料30円~、女性特定の乳がんや子宮筋腫など女性特有の疾病で入院や手術・放射線治療を補償してくれる保険
ほかにもケガの補償プラン、携行品損害補償プラン、個人賠償責任事故補償プランなどがあります。
女性向けのカードですが、女性専用というわけではなく、男性でも発行可能なようです。
主婦の方にライフカードをおすすめする理由は、なんと誕生月にポイント還元率が5倍になるキャンペーンがあるからです。
通常時のポイント還元率は0.5%と、決して高還元カードとはいえない還元率ですが、会員の誕生月限定でポイント還元率は2.5%までアップします。
少し値段が高めの商品、家電や家具、奮発した洋服などをこの月にまとめてクレジットカード払いすれば、2.5%というかなりのお得な還元があります!
また、年間利用金額に応じて次年度のポイント還元率が変化するポイントプログラムを採用しており、50万円以上の利用だとポイント還元率が1.5倍の0.75%、年間利用額150万円以上だと2倍の1%にまでアップするので、メインカードとして利用するとその恩恵が受けられるといえます。
育ち盛りのお子さんがいる主婦の方にとてもおすすめなのが、イオンが発行しているイオンカード。
全国のイオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンターやVIVREでのお買い物で割引やポイントアップなどの優待特典を受けることができます。
年会費は初年度無料、翌年以降は1,250円(税抜)です。三井住友カードが発行する、女性向けのクレジットカードです。
携帯電話利用料金のクレジットカード払いでポイントが2倍貯まります。
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険が最高2,500万円付帯、ショッピング補償も最大100万円まで付帯します。
イトーヨーカドーユーザーの主婦の方にはおすすめのクレジットカードです。
通常時のポイント還元率は0.5%ですが、イトーヨーカドー、セブンイレブン、ファミリーレストランのデニーズをはじめとするセブン&アイグループでの利用でポイントが通常時の2~3倍貯まります。
貯まるポイントは電子マネーとして利用できるnanacoポイントなので、貯まったら1ポイント=1円分として普段のお買い物で利用できます。
水道代やガス料金、電気代など、毎月の固定費の支払いもクレジットカード払いにするとメリットがあります。
現金払いや引き落としであれば、払ってしまうだけで何も残りませんが、クレジットカード払いにするとまずポイントを貯めることができます。
さらに、最近はアプリやオンラインで家計簿をつけられて、支出を見える化できるクラウド家計簿も流行っていますが、水道代やガス料金の支払いをクレジットカード払いに一本化することで、明細票を見れば支出が一目で管理でき、家計簿的な利用も可能です。
多くのクレジットカードは、入会時にかなり多くのポイントがもらえる入会キャンペーンを行っています。また入会後しばらくはポイント還元率が上がるサービスなどもあります。
クレジットカード入会時は特典をたくさん受けられるチャンスなので、そちらも上手に利用しましょう。
たとえば楽天カードの場合、5,000円から最大8,000円相当のポイントがもらえる入会キャンペーンを常に開催しています。ポイントが手元に入り次第、1ポイントあたり1円として利用可能なので、非常にお得です。
ネットショッピングで日用品や食材など普段の生活で必要な物を購入し、時間を上手に節約している主婦の方も多いでしょう。
クレジットカードとネットショッピングの相性は抜群で、オンラインモールと提携しているクレジットカードなら、ポイント倍増やアンケートに答えてポイントがもらえるなどの特典もあるので、積極的な利用をおすすめします。
いかがだったでしょうか。
主婦の方でもクレジットカードを持つことができるのはもちろん、使い方次第で便利かつお得な活用ができます。
百貨店でお得になるクレジットカード、スーパーマーケットでお得になるクレジットカードや、年会費無料カード、ポイント高還元カード…。
自分自身のライフスタイルに合わせて、上手に利用できるクレジットカードを選んでみてはいかがでしょうか。