クレジットカードに付帯しているおすすめの特典
最近ではキャッシング枠をゼロにすることができるので、実質的にはショッピング機能がクレジットカードのベーシックな機能と言っていいでしょう。
しかしクレジットカードが便利なのでは基本機能だけでなく、様々な特典や付帯サービスが付いているところです。
これらの付帯サービスや特典はクレジットカード会社によっても違いますが、国際カードブランドの種類、クレジットカードの種類によって主大きな違いがあります。共通するのはカード年会費は別にすると、すべての特典は無料付帯という点です。
年会費無料カードも数多くあるので、無料で利用できるサービスとしてはクレジットカードの特典は大変お得です。今回はこうしたお得な特典について解説しましょう。
クレジットカード会社と国際ブランドの特典
国際ブランドの特典
JCB、VISA,マスターカード、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブといった国際ブランドはそれぞれ優待サービスを提供しています。つまり同じクレジットカード、例えば楽天カードに入会したとしても選んだブランドによって受けることができる優待サービスが違うのです。
特にJCB、アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブはT&Eカードと呼ばれていて、ほかのブランドとは少し違った特典があります。
T&Eはトラベル&エンターテイメントの略称ですが、その名のとおりホテルやレストラン、レジャー施設といった旅行とエンターテイメントに関する付帯サービスや特典の提供に特長があります。そのため、特に海外旅行が多い人にはこれらの国際ブランドがおすすめです。国際ブランドを選ぶことができるクレジットカードに申し込みする場合は、特典にも注目して選びましょう。
クレジットカード会社が提供する特典
国際ブランドとは別にクレジットカードの発行会社も特典の提供をしています。ポイントプログラムや付帯保険といったサービスは、ほとんどのクレジットカードに付帯されているサービスですが、その内容はクレジットカードによって大きく違います。
特に付帯保険に関しては年会費の高いクレジットカードほど、補償金額が大きくなります。これは付帯保険の保険料は年会費から支払われているケースが多いからです。
クレジットカード会社が提供している特典には様々ありますが、個別のそのサービスや特典の内容、特に特徴のあるサービスを提供しているクレジットカードなどをご紹介しましょう。
クレジットカード会社は、さまざまな特典を提供している
クレジットカード会社が提供しているサービスはそれぞれ保険料といった経費がかかります。そのため付帯サービスが充実しているクレジットカードほど年会費が高くなる傾向があります。
しかし、年会費無料でもポイントサービスはほとんどのクレジットカードで提供されているように、まったく特典のないクレジットカードのほうが少ないのです。
クレジットカードの優待サービスはポイントよりお得?
ほとんどのクレジットカード会社が優待サービスという特典を提供しています。クレジットカード会社が直接優待サービスをしているわけではなく、優待サービスを提供している業者と提携してカード会員に特典として利用してもらっているのです。国内外の宿泊施設、レジャー・レストラン・スポーツ施設の利用が割引になるというのが主な特典内容です。割引に関しては5%以上がほとんどなので、ポイント還元率に比べて大きなメリットになります。
優待サービスはポイントプログラムに比べてあまり利用していないカード会員も多いので、一度自分が持っているクレジットカードの優待サービスを調べてみると、お得なサービスが見つかるかもしれません。
クレジットカード入会キャンペーンも特典のひとつ
クレジットカードには入会特典があります。
クレジットカード会社が会員数を増やしたいと思っているクレジットカードでは、常にカード入会キャンペーンが行われています。
キャンペーン期間は限定ですが、終了してもまたすぐに入会キャンペーンが行われます。新規入会特典としてはそのクレジットカードで貯まるポイントがもらえるという内容がほとんどです。有名なのは楽天カードの入会特典です。
一般的なクレジットカードの入会特典は1,000ポイント程度が一般的ですが、楽天カードの入会特典は6,000~8,000ポイントとなっています。これには注意点があり、入会でもらえる基本ポイント(入会ポイント)は2,000ポイントです。入会後、楽天カードを利用することで4,000~6,000ポイントがさらに付与される仕組みです。
しかしこのカード払いでもらえるポイントの有効期限は約1か月と短いので注意しましょう。後で使おうと思っているとすぐにポイントが失効してしまうので、すぐに使うことをおすすめします。
付帯保険の内容はクレジットカードによって大きく違う
クレジットカードの付帯保険には標準付帯されているカード盗難保険のほかに、国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険、ショッピング保険などがあります。ゴールドカード以上になると、さらに航空便遅延保険なども付帯されます。主な付帯保険のサービス内容について個別にご紹介しましょう。
海外旅行傷害保険
クレジットカードに最も標準的に付帯されているのが海外旅行傷害保険です。補償金額には差がありますが下記の補償を受けることができます。
死亡後遺障害
旅行期間中に事故などのケガが原因で死亡、後遺障害を負った場合に保険金が支払われます。疾病の場合はしはらわれない対象外なので注意しましょう。
保険金は1,000万円~1億円までと幅広いので、補償金額はよく確認しましょう。複数のカードを持っていても合算されず最大の補償金だけが支払われます。
治療費用
旅行中に事故によるケガや疾病により治療を受けた場合の費用を補償します。発行会社が違うカードを持っていれば合算されて保険金が支払われます。(以下合算可と表示します)
賠償責任
旅行中に法律上の賠償責任が生じた場合に保険金が支払われます。あやまって他人にケガさせたり、他人の物を壊したりした場合などが対象となります。合算可。
携行品損害
旅行中に自分の身の回り品が盗まれたり、破損したりした場合に保険金が支払われます。合算可。
救援者費用
旅行中に対象者が死亡、入院、遭難などで家族が旅行先に渡航・宿泊費用、救難費用などを補償します。
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険は一般カードで付帯されるケースは少なく、付帯査定手もほとんどが利用付帯です。
また補償内容も死亡後遺障害に限られているので、ゴールドカード以上のグレードでないと十分な補償を受けることはできません。
また傷害保険なので旅行先でのケガに対しての補償となります。
死亡後遺障害
国内旅行中の交通機関利用、宿泊施設を利用中やパッケージツアー利用中の事故など負ったケガが原因で死亡・後遺障害を負った場合に保険金が支払われます。
入院費用
死亡後遺保険金が支払われるのと同じ条件で、入院した場合、所定の入院日額を補償。
通院費用
同じく所定の通院日額が支払われる。
手術費用
手術内容によって入院日額の10倍、20倍、40倍の保険金が支払われます。
日額5000円の場合は最大20万円の支払いです。
ショッピング保険
ショッピング保険は一般カードでも付帯されることが多い特典です。カードショッピングで購入した商品が盗難にあったり、破損したりした場合に補償されます。
一般カードでは50万円~100万円の補償となりますが、海外利用分だけという場合もあるので注意しましょう。
航空便遅延保険
ゴールドカード以上に付帯されているサービスですが、すべてのゴールドカードで提供されているわけではありません。
国内外の航空便の遅延が原因で発生した食費や宿泊費などを補償します。また手荷物の遅延や紛失にも対応していて1万円~2万円の補償金額です。
付帯保険以外にクレジットカード会社が提供している特典にはポイントプログラムがあります。ポイントプログラムはほとんどのクレジットカードに付帯されている特典です。次はポイントプログラムについてご紹介します。
ポイントプログラムはクレジットカード最大の特典
ほぼすべてのクレジットカードで提供されているポイントプログラムは各社で特長が違います。
銀行系クレジットカード会社は最も一般的で、基本還元率が0.5%、自社のショッピングモール経由でポイント2倍~20倍といった典型的な特典となっています。
ここでは信販系や流通系のクレジットカードで、特徴的なポイントサービスを提供しているものをご紹介しましょう。
ライフカードは誕生月ポイント5倍がお得
ライフカードは信販系クレジットカードの中でもポイントプログラムに特長があります。
年会費は海外旅行傷害保険の付帯をなしにすると、無料になります。
ポイントを貯めることを目的に利用するのであれば、海外旅行傷害保険なしがおすすめです。
基本還元率は0.5%と標準的ですが、もっと還元率を上げるお得なサービスがあります。
ライフカードのお得なポイントプログラム
・誕生月はポイント5倍
・ステージ制プログラムでは年間カード利用金額50万円以上は次年度ポイント1.5倍、150万円以上で2倍
・1年間のカードショッピング50万円以上でボーナス300ポイント
・入会後3か月はポイント1.5倍
ライフカードは年間50万円以上のカード利用があると、大幅にポイント還元率が高くなります。
特に次年度は1.5倍のポイント付与となります。
ポイント有効期限も最長5年と長いので高額商品へのポイント交換も夢ではありません。高額ギフト券や商品券は還元率が高いのでおすすめです。
ポイント還元率1%以上の高還元率カード
クレジットカードのポイント還元率は0.5%が標準ですが、基本還元率が1%以上のクレジットカードもあります。簡単にその特長をご紹介しましょう。
■楽天カード……年会費永年無料。楽天市場で利用すると楽天スーパーポイントが2%以上付与される。
■リクルートカード……年会費無料。基本還元率1.2%。ポイントは共通ポイントであるPontaポイントに移行できる。
これ以外にもポイント還元率1%のカードは数多くあるので、ポイントの特典に魅力を感じているのであれば、自分が使いやすいポイントが貯まる高還元率カードを探してみましょう。
まとめ
クレジットカードには年会費無料カード、から高額な年会費のプラチナカードまで幅広いグレードが存在しています。
年会費と関係なく共通の特典も多く、クレジットカードと言うサービスは、カード会員に対して至れり尽くせりのサービスを提供しているとも言えます。
特に日本では海外に比べて普及率や利用率が低いので、サービスを充実させてカード会員を募集するという傾向にあります。年会費や手数料を支払わずにこれだけのサービスを利用できるクレジットカードを使わないという手はありません。