さて、年会費無料クレジットカードのなかにもいかにお得なカードがたくさん存在しているのかについて述べてきましたが、極めつけは…なんと多くの年会費無料カードが、入会時に「入会キャンペーン」でボーナスポイント付与してくれるといううれしい特典を実施しています。
入会時だけでなく、随時お得なキャンペーンを展開しているクレジットカードも多いので、キャンペーン情報をまめにチェックする習慣をつければ、ポイントがどんどん貯まります。
皆さんの利用しているクレジットカードは、年会費無料ですか?それとも、有料でしょうか。
年会費無料カードを持つ一番のメリットは、何よりも「クレジットカードの維持費がかからない」ということです。
株式会社ジェーシービーが行った『クレジットカードに関する総合調査』(2014年)によると、日本人のクレジットカードの平均保有枚数は3.3枚で、そのうち携帯枚数は2.1枚なのだそうです。
クレジットカードを複数枚保有する多くのクレジットカード利用者が、ショッピングの際にメインで利用する「メインカード」と、用途に応じてお得なシーンで利用する「サブカード」とを使い分けて利用していますが、たとえば、利用する機会の限られる「サブカード」に毎年年会費が発生するとしたら、出て行くお金が少し勿体無いですよね。
たとえば3枚のクレジットカードを持っていたとして、そのすべてに1年間で1,000円の年会費が発生したとしたら、1年間で3,000円、それらのクレジットカードを持っているだけで支払う必要が生じます。
クレジットカードの付帯サービスにこだわりや目的があるのであれば、年会費よりも内容の充実度で選ぶべきですが、そうでなければ、年会費無料でありながらお得なサービスを提供している年会費無料カードは実はたくさんあります。
楽天カード | 某年会費有料カード | |
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年会費 | 永年無料 | 1,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 1% | 0.5% |
海外旅行保険 | 最高2,000万円が利用付帯 | 最高1,000万円が利用付帯 | 国際ブランド | JCB、MasterCard、VISA | JCB、MasterCard、VISA、アメリカン・エキスプレス |
人間の心理的に、同じもので無料のものと有料のものとがあると、「無料ということは何かが劣っているのでは…」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
しかし実は、年会費無料カードのなかには、年会費有料カードよりもずっとお得に利用できるカードがたくさんあります。
リクルートが発行するクレジットカードで、そのポイント還元率は常時1.2%!
さらにうれしいのは、HOT PEPPERグルメやHOT PEPPER Beauty、ポンパレモールやじゃらんなどリクルート系列サービス利用でポイント還元率が最大4.2%まで上がる点です。
また、貯まったポイント(リクルートポイント)は共通ポイントPontaポイントに交換可能なので、貯まったポイントの利用場所にも悩まずに済みます。
通常時は0.5%還元の平凡カードですが、なんと誕生月はポイント5倍の2.5%が還元されます。
さらに年間利用額(年間利用金額)に応じてポイント還元率が0.75%~1.0%まで上がるので、カードショッピングを頻繁にする方にはお得な年会費無料カードです。
いわずと知れた人気カードは常時ポイント還元率1%、楽天市場で2%の還元率を誇ります。
年会費はもちろん無料ですが、常時入会キャンペーンで5,000円~8,000円相当のポイントプレゼントキャンペーンを行っているのもうれしいポイントです。
Yahoo!JAPANカードはLOHACO、Yahoo!ショッピングでの利用はポイント還元率3%までアップします。
通常の利用でもポイント還元率は常時1%、しかも貯まるポイントは共通ポイントとして汎用性の非常に高いTポイントとうれしい年会費無料カードです。
ビックカメラSuicaカードは、家電量販店のビックカメラでも、Suicaチャージでもお得にポイントが貯まるクレジットカードです。初年度の年会費無料、翌年度以降は477円(税抜)の年会費が発生しますが、年に1回の利用で無料になるため、利用さえすれば年会費は実質無料になります。
ビックカメラでの買い物で10%のビックポイントサービスが受けられるのは現金払い時と同等ですが、ビックカメラSuicaカードにSuicaをクレジットチャージして支払うと、なんと合計で11.5%のポイントサービスが受けられます。
ビックカメラ以外でも、実質1%のポイント還元が受けられます。
クレジットカードに紐付けるかたちでETCカードの発行に対応しているクレジットカードもあります。クレジットカード自体に年会費が発生したり、ETCカードの発行に発行手数料がかかってしまうと少し勿体無いですね。なぜなら、年会費無料のクレジットカードのなかには無料でETC発行に対応しているクレジットカードがあるからです。
さらに、ETCカードの発行に対応しているうえ、有料道路利用でもクレジットカードポイントが貯まるクレジットカードもあります。
ETCカードに関しては、こちらの記事で詳しく書いています。
クレジットカード会社にとっては、未来の優良な会員の卵である学生も重要な顧客なので、学生向けにさまざまな優待サービスを盛り込んだ若者や学生向けカードを発行していることがあります。
そのなかに、通常であれば年会費が発生するクレジットカードを学生向けにあえて年会費無料とするケースもあります。
三井住友カードが発行する三井住友カードデビュープラスは、18歳~25歳限定のカードデビュー者を対象にしたクレジットカードですが、初年度は年会費無料、翌年以降も年に1回の利用で年会費が無料になるので、1年にたった1度、1円でもクレジットカードを利用した限り実質上年会費は無料になります。
また、学生向けの三井住友カード(学生)は、在学中は年会費無料。最高100万円のライフ&スポーツ賠償付き自転車保険が任意で付帯しています。
では、年会費無料カードに実際にデメリットや欠点はないのでしょうか。
デメリットや欠点があるというわけではないのですが、付帯サービスの面でサービス内容が劣る点もあります。
年会費無料カードが年会費有料カードに劣っている点は、海外旅行時の保険の内容の充実度です。
年会費有料クレジットカードのなかでもゴールドカード以上になってくると、海外旅行傷害保険の最高補償額はぐっと上がります。
年会費無料カードの場合、そもそも海外旅行傷害保険は付帯していないことも多いです。
付帯や家族特約と呼ばれるクレジットカード会員だけでなく、何かあった場合にその家族の分も補償してくれる保険が付帯しているクレジットカードもありますが、年会費無料カードにはまずこういった補償はありません。
国内旅行保険に関しても同様です。
また、付帯保険の中には「ショッピング保険」などと呼ばれるクレジットカードで購入した商品の破損や盗難を補償してくれる付帯保険もありますが、こちらに関しても年会費無料カードや一般カードはサービスは充実していません。
マイルを貯めたいマイラーの方には、年会費無料カードをメインで利用するのはおすすめしません。貯まったポイントをマイルに交換できる年会費無料カードもありますが、レートはあまりよくないです。
年会費こそ発生しますが、航空系クレジットカードでしっかり手堅くマイルを貯めるのがよさそうです。
これは個人的に感じることですが、年会費無料カードのお客様窓口に電話すると、電話音声が再生されてしばらく待たされることが多いように思います。
年会費有料カードだと、電話窓口の対応はもっと丁寧で親切なようにも思います。
ここは「年会費無料だから」と割り切るのがいいかもしれませんね。
Nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードのなかでも、楽天カード(JCBのみ)は、1%ポイント還元が受けられます。
セブンイレブンではnanacoでの公共料金支払いが可能なので、コンビニエンスストアの公共料金支払いでポイントが貯まるお得な方法です!年会費無料のクレジットカードを使ってお得になるなら、ポイントカード感覚で利用できますし、利用しない手はないですね。
さて、年会費無料クレジットカードのなかにもいかにお得なカードがたくさん存在しているのかについて述べてきましたが、極めつけは…なんと多くの年会費無料カードが、入会時に「入会キャンペーン」でボーナスポイント付与してくれるといううれしい特典を実施しています。
入会時だけでなく、随時お得なキャンペーンを展開しているクレジットカードも多いので、キャンペーン情報をまめにチェックする習慣をつければ、ポイントがどんどん貯まります。
いかがでしたか?
年会費無料カードのなかにも、お得に活用できるクレジットカードが多数あることがおわかりいただけでたと思います。
上手に活用すれば、ちょっとしたひと手間でお得や節約のチャンスを増やすことができる年会費無料のクレジットカード、皆さんもぜひ一度検討してみてください。
すでに年会費無料カードをお持ちの方は、クレジットカード付帯保険も参考にしながら、改めて自分のクレジットカードを見つめなおしてみてはどうでしょうか。