SuicaやPASMOにオートチャージしてお得になるクレジットカード

最終更新日:2017/09/22
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SuicaやPASMOを通勤・通学に利用している学生やサラリーマンの方や、普段の買い物に利用しているという主婦の方も多いのではないでしょうか。こうした交通系の電子マネーは便利ですが、つい残高チェックを忘れて改札で止められ恥ずかしい経験をした人もいることでしょう。

実はこうした残高不足を自動的に解消してくれるサービスがあります。「オートチャージ」と呼ばれているサービスを利用すれば改札で止められるということはなくなります。

オートチャージを利用するには電子マネーの他にクレジットカードが必要となります。ここではオートチャージができるクレジットカードについて紹介します。

簡単?PasmoやSUICAなど交通系電子マネーにチャージする方法

まずは、電子マネーのチャージ方法から見ていきましょう。

コンビニエンスストアや駅の自動券売機で、現金かクレジットカードによるチャージが可能です。

コンビニエンスストアでチャージする方法

電子マネーにチャージする方法はいくつかありますが、コンビニエンスストアで現金で支払う方法があります。

やり方は簡単でレジで店員にチャージしたいことを伝え、チャージしたい金額を支払うだけです。実際のチャージは電子マネーを端末機にかざし音が鳴ったら完了です。SuicaやPASMOはほとんどのコンビニと提携しているので、どこのコンビニでも手軽にチャージすることができます。

駅でチャージする方法

駅は必ず利用する場所なので、そこでチャージしたいと考えるのが普通ですが、Suicaはどの窓口や自動券売機でもチャージできるわけではありません。

Suicaマークの付いた自動券売機だけはチャージが可能となっています。せっかく券売機の前の列に並んだのに、並んだ券売機にチャージ機能がついていなかった…という体験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。

PASMOは駅の券売機でもチャージできるものがあり、チャージ機も設置されている場合があります。またバスの車内でもチャージが可能です。

クレジットカードでチャージ

Suicaはビューカード決済でチャージすることができます。ビューマークのある多機能券売機を使って現金の代わりにビューカード決済が可能です。特殊な方法としては「パソリ*1」を使って自宅のパソコンからチャージするという方法もあります。ビューカードではPASMOにもチャージすることができます。また、PASMOが搭載できるクレジットカードであればPASMOのチャージが可能です。

*1 パソリ(PaSoRi)はパソコンに接続して電子マネーカードを読み取る装置。電子マネー以外でもソニーのFelica(フェリカ)ICチップがあるカードであれば読み取りや書き込みができる。

オートチャージのしくみ

クレジットカードでSuicaやPASMOにチャージできることは解説しましたが、それを自動的に行ってくれるのがオートチャージです。ここではそのしくみについて解説します。

オートチャージのしくみ

オートチャージはクレジットカードの後払い機能を利用しています。事前にオートチャージの金額を設定しておくことで、改札を通るときに残高がチェックされ、残高不足であればその場で自動的にチャージが行われます。チャージされた金額はクレジットカードで買い物をしたのと同様にクレジットカード請求金として扱われるしくみです。

オートチャージは後払いを利用することで事前にチャージの必要がなく、さらに改札時に自動で補充することができるので、改札で止められることはなくなります。

Suicaでオートチャージを設定する方法

Suicaとビューカードを別々に使っている場合

まず、Suicaとビューカードをリンク(関連付け)させる必要があります。これは駅にある「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)というATMを使います。このリンクはビューカードの有効期限が切れるとリンクも切れてしまいオートチャージができなくなります。そのためビューカードが更新されるたびにリンクの更新手続きをする必要があります。

Suica機能付きビューカードの場合

Suica機能が付いているビュースイカカードではリンク付の必要がないので簡単にオートチャージが利用できます。オートチャージの設定はビューカード申込時にインターネットや郵送で行い、基本的に残高が1000円になった場合3000円がチャージされる設定のカードが届きます。オートチャージの設定金額の変更などはVIEW ALTTEでもできます(1000円単位1万円まで)。カード更新時は新しいカードにオートチャージが引き継がれているので特に手続きは必要ありません。

PASMOでオートチャージをする方法

PASMOでのオートチャージもSuicaとほぼ同じやり方です。最初の設定金額はSuicaと少し違い、残高2000円以下の場合3000円がチャージされる設定となっています。この設定は駅などで変更することができます。

もう一つ違うのはPASMO一体型のクレジットカードでも、オートチャージの引継ぎが必要なので、新旧のカードと新カードに同封されたお知らせを持ってPASMOエリアの駅やバス営業所で手続きをする必要があるという点です。

Suica一体型・PASMO一体型クレジットカードのメリット

SuicaやPASMOはカード型の電子マネーとして利用するのが一般的です。クレジットカードと一体型の電子マネーでは一枚のカードでクレジットカードと電子マネーの両方の使い方ができます。

クレジットカードにICチップを搭載することで電子マネーとしても使うことができるのです。

Suica一体型、PASMO一体型のクレジットカードは、カードの枚数が増えないというメリットもありますが、もっと大きなメリットは同じICチップにクレジットカードと電子マネーの情報が保存されるため、サービスを連動しやすくなるという点です。

特にオートチャージにはクレジットカードと電子マネーのリンクが必要ですが、一体型の場合はリンク付は最初から設定されているので手間がかかりません。

一体型クレジットカードではオートチャージ以外にも定期券機能を付けることができるケースも多いので、Suica、PASMOを単独で利用するよりも一枚のカードに機能を集中させたほうが賢い使い方ができます。

SuicaとPASMOのオートチャージ可能なおすすめの一体型クレジットカード

オートチャージできるクレジットカードは一体型のほうが枚数も増えず、電子マネーと連動したサービスも簡単にできるのでおすすめです。それではオートチャージ可能なおすすめのクレジットカードをご紹介します。


ビューSuicaカード

ビューSuicaカードは年会費税別477円と格安です。通勤・通学でSuicaを利用している人にとっては、お得なサービスが豊富です。

ビューSuicaカードのお得なサービス
  • オートチャージ機能
  • 定期券機能
  • Suica定期券購入やオートチャージの金額はポイント3倍
  • 貯まったポイントはSuicaに還元
  • Suicaポイントクラブ加入でSuicaポイントもSuicaに還元
  • 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険付き
  • モバイルSuicaの年会費が当面無料

年会費の安さと比べてお得なサービスが満載です。ポイントは1000円で2ポイント(5円相当)付与されますが、定期券購入とオートチャージのポイントは1000円で6ポイント(15円相当)となり、400ポイントが1000円相当のSuicaに交換できます。定期券購入とオートチャージの場合還元率は1.5%となります。

ビューSuicaカードは一枚でクレジットカード機能、Suica機能、定期券機能を持ち、ポイント還元率最大1.5%、海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険も付帯されるというお得なクレジットカードです。

ビックカメラSuicaカード

オートチャージ可能なSuica一体型クレジットカードです。初年度年会費無料、年1回のカード利用で次年度無料。定期券機能はありませんが、ビックカメラをよく利用する人にはおすすめです。

ANA VISA Suicaカード

ANAマイルを貯めている人におすすめの一体型カードです。年会費は初年度無料、次年度2000円。ANAカードとしてボーナスマイルがもらえ、三井住友カードのワールドプレゼントのポイントで、Suicaに還元することができます。

JALカードSuica

JALマイルを貯めている方はこちらがおすすめです。年会費は初年度無料、次年度2000円。JALカードのサービスでマイルが貯まり、JR東日本の利用ではビューサンクスポイントが貯まります。

アトレビューSuicaカード

アトレをよく利用する人はこのカードがお得です。アトレはJR東日本の関連会社のショッピングセンターです。近くにアトレがある人はこのカードを作るとアトレのJREポイントも貯まるので、年会費477円以上のポイントがすぐ貯まります(年間2万円)。

PASMO一体型カードは、自分が住んでいる沿線関連のカードを作るのが便利

PASMOの場合自分が住んでいる沿線の鉄道関連のクレジットカードを作るのが最も便利です。主なPASMO一体型カードは下記のとおりです。

Tokyo Metro ToMeカード prime(東京メトロ)

年間50万円の利用で2000円の年会費無料、1乗車につき平日10メトロポイント、土日祝日は20メトロポイント付与という乗車ポイントがある。

TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(東急)

年会費初年度無料、次年度2000円。JALカードとしてのサービスもある。TOKYUポイントカードとしてのポイントも貯まりやすく、200円で1JALマイルも貯まる。

東京スカイツリー東武カードPASMO(東武)

年会費初年度無料、次年度1000円。年間利用10万円以上で東武グループポイント1050ポイント付与。東武百貨店の利用はポイント3~7%付与。

パスタウンPASMOカード

年会費1250円。三井住友VISAカード発行。オートチャージ1000円で1ポイント付与。定期券機能なし。海外旅行傷害保険、ショッピング保険付き。

SEIBU PRINCE CLUBカードセゾン(西武)

年会費永年無料。クレディセゾン発行。プリンスポイント加盟店ではプリンスポイントと永久不滅ポイントが同時に貯まる。

これ以外にもPASMO一体型カードはあるので自分の沿線に関連したクレジットカードを探してみましょう。

まとめ:Suica一体型・PASMO一体型クレジットカードにはお得な特典がたくさん

SuicaとPASMOをお得に使うには一体型のクレジットカードが必要不可欠です。
オートチャージだけでなく定期券機能付きのクレジットカードも多いので、通勤・通学には心強い一枚となります。

ゴールドカードやプラチナカードといった質の高いサービスを提供するクレジットカードもありますが、普段の通勤、通学などでお得になる電子マネー一体型のクレジットカードは実用的という意味での質の高いサービスを提供しています。

今回ご紹介したカードはSuicaやPASMO利用者にとってはお得な鉄道系カードです。こうしたクレジットカードは流通系カードとダブっていることが多いので、百貨店での割引サービスも多く、2重3重にお得なクレジットカードです。自分がよく利用する百貨店、鉄道に関連したクレジットカードを選んで日常生活でお得なカードライフを楽しんでください。

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