空港ラウンジで離陸までゆっくり過ごせるおすすめのクレジットカードはコレ!
出発までの待ち時間をくつろいで過ごすのに便利な空港ラウンジですが、一般的には有料のサービスになっています。
この空港のラウンジが無料でできるサービスが付帯されているクレジットカードがあります。一般カードにはほとんど付帯されていないサービスですが、ゴールドカード以上の上位カードにはすべて付帯されています。
今回は空港ラウンジのサービスから、空港ラウンジを無料で利用できるクレジットカードやそのサービス内容までご紹介したいと思います。
空港ラウンジの種類
空港ラウンジは基本的に4種類あります。運営の主体によって区別されていて、航空会社・カード会社・空港の他に空港ラウンジ専用業者が運営するラウンジもあります。
航空会社運営のラウンジは保安検査場の内側にあり、カード会社や空港運営のラウンジは保安検査場の外側にあるという違いがあります。
空港ラウンジ無料サービスのカードを持っていても、航空会社運営のラウンジは利用することができないので注意しましょう。ただし、空港が運営しているラウンジではクレジットカード会社と提携していれば利用することができます。
空港ラウンジのサービス内容
運営会社や空港によってサービスなどが違いますが、基本的にはフリードリンクや雑誌、テレビ、新聞といったサービスやWi-Fi、FAX・コピー機の利用は共通で提供されています。
航空会社が運営する空港ラウンジは上級マイレージ会員やビジネスクラス以上の利用者向けとなっているので、シャワールームやマッサージなどのサービス、軽食なども提供されます。
海外の空港ラウンジではファーストクラスの乗客向けに本格的な食事が提供されたり、航空機まで直接リムジンで送迎したりといったサービスを提供するラウンジもあります。
サービスの質には違いがありますが、基本的には出発までの待ち時間をくつろいで過ごせるサービスが提供されています。
空港ラウンジを無料で利用する方法
航空会社系のラウンジ(VIPラウンジ)
基本的にはビジネスクラス以上の乗客、マイレージ上級会員は無料で利用できます。
航空会社のラウンジ利用会員資格があれば無料で利用できますが、会員資格を得るための年会費が必要なので実質的には有料となります。また一部の航空会社ではマイルで利用することが可能です。
空港運営のラウンジ
クレジットカード会社と提携していれば対象となるクレジットカードの会員は無料で利用できます。
クレジットカード会社運営のラウンジ
ゴールドカード以上の会員は基本的にカード会員のみ無料で利用できます。
またプライオリティパス(後述)の会員が無料利用できるラウンジもあります。
空港ラウンジ専門業者運営のラウンジ
Plaza Premium Loungeといった専用業者が運営するラウンジでは、一部クレジットカード会員やプライオリティパス会員が無料で利用できる場合もあります。
クレジットカードで利用が無料になる空港ラウンジ
クレジットカード会社は運営する空港ラウンジをほとんどが共同で運営し、ゴールドカード以上のカード会員に対して無料サービスの一つとして提供しています。
また、空港運営のラウンジとも提携してサービス提供したり、プライオリティパスの会員登録を無料になったりするサービスも提供しています。
主要国内空港に空港ラウンジがある
国内の28空港に空港ラウンジがありますが、同じゴールドカードでもすべて利用できる場合と一部利用できない場合があります。
例えばゴールドカードでも20代向けに発行されている場合は一部の空港ラウンジしか利用できないケースが多いので利用する前のチェックが必要です。
また、国内空港以外にも韓国の仁川空港やハワイのホノルル空港にもラウンジがあります。しかし、海外空港ラウンジは利用できないサービスもあるので気をつけましょう。
国内28ヶ所40以上の空港ラウンジ
北海道・東北
新千歳空港「スーパーラウンジ」
新千歳空港「ロイヤルラウンジ」
函館空港「ビジネスラウンジ A Spring.」
青森空港「エアポートラウンジ」
秋田空港「ロイヤルスカイ」
仙台空港「ビジネスラウンジ EAST SIDE」
仙台空港「ビジネスラウンジ WEST SIDE」
関東
成田国際空港第1ターミナル
「IASS EXECUTIVE LOUNGE(アイ・エー・エス・エス エグゼクティブ ラウンジ)1」
成田国際空港第2ターミナル「IASS EXECUTIVE LOUNGE(アイ・エー・エス・エス エグゼクティブ ラウンジ)2」
羽田空港 第1旅客ターミナル「エアポートラウンジ(中央)」
羽田空港 第1旅客ターミナル「エアポートラウンジ(北・南)」
羽田空港 第2旅客ターミナル「エアポートラウンジ(南)」
羽田空港 第2旅客ターミナル「エアポートラウンジ(北)」
羽田空港 第2旅客ターミナル「エアポートラウンジ(北ピア)」
羽田空港 国際線旅客ターミナル「SKY LOUNGE」
羽田空港 国際線旅客ターミナル「SKY LOUNGE ANNEX」
中部・北陸
中部国際空港セントレア「プレミアムラウンジ セントレア」
新潟空港「エアリウムラウンジ」
富山空港「ラウンジ らいちょう」
小松空港「スカイラウンジ白山」
近畿
大阪国際空港(伊丹空港)「ラウンジオーサカ」
関西国際空港カードメンバーズラウンジ「六甲」「アネックス六甲」「金剛」
関西国際空港カードメンバーズラウンジ「比叡」
関西国際空港「KIX エアポートラウンジ」
神戸空港「ラウンジ神戸」
中国・四国
岡山空港「ラウンジ マスカット」
広島空港「ビジネスラウンジ もみじ」
米子空港「ラウンジ DAISEN」
山口宇部空港「ラウンジ きらら」
高松空港「ラウンジ 讃岐」
徳島空港「エアポートラウンジ ヴォルティス」
松山空港「ビジネスラウンジ」
松山空港「スカイラウンジ」
九州・沖縄
福岡空港「くつろぎのラウンジTIME」
北九州空港「ラウンジ ひまわり」
長崎空港「ビジネスラウンジ アザレア」
大分空港「ラウンジ くにさき」
熊本空港「ラウンジ ASO」
鹿児島空港「スカイラウンジ 菜の花」
那覇空港「ラウンジ華~hana~」
プライオリティパスで海外空港ラウンジも無料
プライオリティパスは、日本国内のみならず海外の空港ラウンジを利用できる会員制のサービスです。
会員には3種類がありますが、そのグレードによっては無料で世界中の空港ラウンジを無料で利用することができます。
数年前は世界500ヶ所以上と空港ラウンジと言われていましたが、今では公式に950箇所以上と記載されていて常に利用できるラウンジは増え続けています。
利用できる空港ラウンジはVIPラウンジも一部含まれています。
スタンダード会員(年会費99ドル)
利用回数が少ない人向けの手軽な入会コースで、空港ラウンジを利用する場合27ドルの料金がかかります。
料金の支払いは予め競ってされていたクレジットカードでの支払いとなります。プライオリティパスが付帯されているクレジットカードにはスタンダード会員の年会費無料というケースもあります。
スタンダード・プラス会員(年会費249ドル)
年間10回分が無料になるコースです。
スタンダード会員で年間6回以上利用するよりも、スタンダード・プラス会員になったほうがお得です。
プレステージ会員(年会費399ドル)
年間何回でも無料で利用することができます。
同伴者は27ドルがかかるので注意しましょう。
空港ラウンジ無料サービス付帯のクレジットカード
本格的なゴールドカード以上のグレードであれば空港ラウンジサービスは必ず付帯されていますが、20代向けのゴールドカードでも一部サービスの付帯があります。
またプラチナカード以上のプレミアムカードやブラックカードと呼ばれているグレードになるとプライオリティパスが標準で提供されます。
空港ラウンジサービス付き20代向けゴールドカード
MUFGカードゴールド
年会費税別1,905円の格安ゴールドカードですが一部の空港ラウンジが無料で利用できます。
MUFGカードゴールドで利用可能な航空ラウンジ
・新千歳空港「ロイヤルラウンジ」
・成田国際空港 第1ターミナル「IASS Executive Lounge1」
・成田国際空港 第2ターミナル「IASS Executive Lounge2」
・羽田空港 国際線旅客ターミナル「SKY LOUNGE/SKY LOUNGE ANNEX」
・中部国際空港「プレミアムラウンジ セントレア/第2プレミアムラウンジ セントレア」
・関西国際空港「カードメンバーズラウンジ六甲/金剛/比叡/アネックス六甲」
・福岡空港「くつろぎのラウンジTIME」
・ハワイ・ホノルル国際空港「IASS HAWAII LOUNGE」
三井住友カードプライムゴールド
年会費税別5,000円。国内28空港42ヶ所の空港ラウンジが全て無料で利用できます。ただし、海外空港ラウンジはゼロ。
JCB GOLD EXTAGE
年会費税別3,000円。国内28空港42ヶ所の空港ラウンジに加えてハワイ・ホノルル空港のラウンジも無料。
ジャックスカード ゴールド
年会費税別5,000円。
国内28空港42ヶ所の空港ラウンジが全て無料(JCB)、VISA・マスターカードブランドは国内27空港35ヶ所
一般のゴールドカード
年会費税別10,000円以上のゴールドカードであれば空港ラウンジサービスはほとんど付帯されていますが、中にはそれ以上の付帯サービスが提供されているゴールドカードもあります。
主なゴールドカード(空港ラウンジサービス付き)
・三井住友カードゴールド(年会費税別10,000円)
・JCBゴールドカード(年会費税別10,000円)
・MUFGカード・ゴールドプレステージ・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費税別10,000円)
・セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費税別10,000円)
・SuMi TRUST CLUBゴールドカード(年会費税別12,000円)
・NTTグループカードゴールド(年会費税別10,000円。年間カード利用100万円以上で次年度年会費無料)
・イオンカードゴールド(羽田空港のみ・年間カード利用100万円以上のイオンカード会員を招待・年会費無料)
プライオリティパス付きゴールドカード
楽天プレミアムカード
年会費税別10,000円。名称はプレミアムカードですが、ゴールドカードのグレードです。
しかしプライオリティパスのプレステージ会員の年会費が無料になるというサービス付きで、コストパフォーマンスが高くメリットの大きいゴールドカードとなっています。
JCBゴールドカード・ザ・プレミア
年会費は税別10,000円ですが、別途サービス料金税別5000円がかかります。
招待制による入会のみで、JCBゴールドカード会員となって年間100万円以上のカード路用を2年続けるとインビテーションが送られてきます。このカードにもプライオリティパスのプレステージ会員無料サービスがあります。
プラチナカード(プレミアムカード)
基本的にはプラチナカード以上のグレードのカードにはプライオリティパスの無料登録サービスが標準で付帯されます。
主なプラチナカード
・セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(年会費税別20,000円)
・MUFGカードプラチナ・アメックス(年会費税別20,000円)
・SBIプラチナカード(年会費税別30,000円)
・JALプラチナカード(年会費税別31,000円・ブランドはJCB、アメックス、VISA)
・三井住友カード プラチナ(年会費税別50,000円・招待制)
・JCB ザ・クラス(年会費税別50,000円・招待制)
・ANA JCB カードプレミアム(年会費税別70,000円)
・ANA VISAプラチナプレミアムカード(年会費税別80,000円)
・アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(年会費税別130,000円・招待制)
これ以外にもダイナースプレミアムカードやアメリンエキスプレスのセンチュリオンといったプレミアムカードにも当然プライオリティパスが付帯されています。
家族カード会員や同伴者は無料?
クレジットカードの本会員の家族が持つことができる「家族カード」会員であれば、基本的にはカードを持っているので本会員と同様に空港ラウンジが無料となります。
しかし、単なる同伴者の場合は殆どのクレジットカードで空港ラウンジは有料となってしまいます。
プライオリティパスも同様で同伴者は1回27ドルの料金がかかります。
しかし中には同伴者も無料というクレジットカードがあるのでご紹介しましょう。
アメリカンエキスプレスカード
同伴者1名まで無料となりますが、年会費税別12,000円なのでJALカードやANAカードのアメリンエキスプレスブランドであれば年会費税別6,000円(JAL)、7,000円(ANA)で利用することができ、おすすめです。
まとめ
空港ラウンジは有料か一部の特別な会員だけが利用できると思っていた人も、クレジットカードによっては無料で利用できるとわかると身近に感じるのではないでしょうか。
もちろん空港ラウンジにも種類があって、VIPラウンジに比べるとカード会員が利用できるラウンジのサービスはそれほど質が高いものではありません。それでも混み合っている待合室を利用するよりは、ずっとくつろげるのは間違いありません。
空港ラウンジサービスが利用できるのはゴールドカード会員が原則ですが、20代向けゴールドカードでもサービスが提供されているので、若年層でも利用が可能です。
自分にあっているクレジットカードを見つけて、空港ラウンジサービスを活用してみましょう。