一口に「空港ラウンジ」といっても、「航空会社系」と「非航空会社系」のふたつに分かれています。
「航空会社系」はその名のとおり、「ANAスイートラウンジ」、JALの「サクララウンジ」など、航空会社が運営するラウンジになり、ファーストクラスやビジネスクラスの乗客のために、航空会社が用意しているものです。この「航空会社系」を利用するためには、ファーストクラスやビジネスクラスを利用するか、航空会社系クレジットカードの上級会員になる必要があります。
一方で「非航空会社系」は、ファースト、ビジネス、エコノミー各クラスに関係なく、ラウンジの使用権が付帯しているクレジットカード保持者であれば、搭乗券と対象のクレジットカードを提示して利用することができます。
ただし、航空会社系ラウンジと比べてサービスは劣り、航空会社系では無料の場合がほとんどのアルコール類も、こちらは有料となることがほとんどのようです。
「プライオリティ・パス」を取得すれば、世界700箇所のラウンジが利用可能
「プライオリティ・パス」とは、世界中120カ国以上400空港にある700箇所の空港ラウンジが利用できる会員制カードです。
「プライオリティ・パス」のホームページから申し込んで利用資格を得ることも可能ですが、「プライオリティ・パス」への登録を付帯特典としているクレジットカードに申し込めば、それだけで対応している空港ラウンジが利用できます。
楽天プレミアムカードの場合、年会費10,000円(税抜)で「プレステージ会員」になることができ、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの場合は、21,000円でプレステージ会員になることができます。
こちらのページでプライオリティ・パスについて詳しく書いています!
航空便遅延保険が付帯している
「航空便遅延保険」とは、航空便の遅延や欠航、預けた手荷物の配達遅延や紛失などで負担した費用を補償してくれるものです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、飛行機利用時の万が一の場合に備えて、さまざまな保険が充実しています。
航空便遅延保険は、大きく分けて4つに分類されます。
航空便遅延保険の内容
- 乗継遅延費用
旅行期間中、航空便を乗り継ぐ場合において、到着便の遅延によって搭乗することができなかった場合、負担した食事代や客室料金を補償
- 出航遅延・欠航・搭乗不能費用
旅行期間中、搭乗予定の航空便が出航遅延・欠航/運休などにより搭乗できなかった場合、負担した食事代などを補償
- 手荷物遅延費用
旅行期間中、航空便に預けた手荷物が遅延した場合、被保険者が負担した必要不可欠な衣類(下着など)や生活必需品の購入費用や賃貸費用を補償
- 手荷物紛失費用
航空便が遅延した場合、被保険者が負担した必要不可欠な衣類や生活必需品の購入費用や賃貸費用を補償
なお、この保険は「国内航空便」と「海外航空便」に分かれていて、「海外旅行の場合は自動付帯だが、国内旅行の場合は利用付帯」などと条件つきであることがあるので、事前に確認するようにしましょう。
ホテルやレストランで優待サービスが受けられる
ゴールド以上のクレジットカードでは、ホテルやレストランでも優待を受けられるサービスが付帯したものがほとんどです。
「T&E(トラベル&エンターテイメント)カード」の代表格が、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードです。
1枚持っていれば、ホテルやレストランの価格割引優待を受けることができます。
アメリカン・エキスプレスは日本国内のみならず、世界中でホテル・レストランにおける優待サービスにめっぽう強いので、海外に旅行する機会の多い方であれば、1枚持っているとより快適な旅、特別な旅になること間違いなしの1枚です。
海外旅行・国内旅行傷害保険の補償額が高くなる
一般クレジットカードの場合、旅行傷害保険は付帯していたりしなかったりクレジットカードによってまちまちですが、ゴールドカード以上のクレジットカードになってくると、高額の旅行傷害保険が付帯していることがほとんどです。
また、補償される対象がクレジットカード会員本人だけでなく、その家族も補償してくれるカードもあります(家族特約)。一般カードには基本的にこのようなサービスは付帯していません。
ポイント還元率がアップする
ゴールドカード以上のクレジットカードは、一般のクレジットカードよりもポイント付与率が高くなる、ポイントからマイルへの交換レートがお得になるなどの優待があります。
一般的にゴールドカードの年会費は、平均して1万円あたりが相場ですが、サービス内容が充実しているため「年会費の支払いは苦にならない」という方が大半のようです。
提携しているレストランでさまざまな優待サービスを受けられる
一流レストランで優待を受けることができるサービスです。
アメリカン・エキスプレスはこの分野に関してピカイチ
ここでもやはり、アメリカン・エキスプレスのサービスは他の追随を許しません。
たとえば、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの場合、会員専用のウェブサイトゴールド・ダイニングby招待日和から所定のコースメニューを2名以上で予約すると、1名分のコースが無料になります。
ダイナースクラブカードも、グルメの特典が充実している
また、ステータスカードとしての位置を確立しているダイナースクラブカードもグルメ特典が充実しています。
ダイナースクラブカードに付帯しているユニークなサービスとしてはダイナースクラブ・サイレンス・スタイルがあります。
これは、専用デスクに電話してレストランを予約しておくと、当日はクレジットカードの掲示もサインも不要、お会計をその場ですることなく帰ることができるサービスです。
当日利用した金額は、後日決済されます。
会計の場面が発生しないので、一緒に食事をする人に気を遣わせることなく、スマートに食事ができます。
また、ダイナースクラブが提供しているエグゼクティブ・ダイニングでは事前の予約でアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード同様、1名分のコースが無料になります。
何かあったら、専用デスクやコンシェルジュが対応してくれる
会員に代わって、ホテルやレストランの予約やチケットの手配などをしてくれるサービスです。
年会費が高くなれば、専属のコンシェルジュがついてくれて、サービスがより手厚くなる傾向にあるようです。
専用デスクのサービスは、どのクレジットカードも同じ?
一概に専用デスクといっても、クレジットカードによってそのスタンスはまちまちです。
また、ゴールドカードのうえをいくプラチナカードやブラックカード、どのカードを持っているかでもサービス内容は異なってくるので、一概に判断はできません。
どれが優れている、ということはありませんが、年会費やほかの付帯サービスも参考にしながら、自分にあったものを選ぶと良いでしょう。
若者向けのゴールドカードはある?
ゴールドカード入会を考えている方の場合、入会時の条件として「30歳以上で、本人に安定した収入のある方」という記載がされているのを見ることも多いのではないでしょうか。
ゴールドカードの場合、一般カードよりも高額の年会費がかかる分、入会時の条件はもちろん、審査も厳しく設定されています。
では、30歳以下の若者におすすめのゴールドカード(ヤングゴールドカード)はあるのでしょうか。
20代であっても、ゴールドカードを持つことは可能なのでしょうか。
三井住友カードプライムゴールドは、20代専用のゴールドカードです。
30歳になれば、最初の更新時に自動的に三井住友カードゴールドの切り替わります。