審査が不安…。作りやすいカードって?
正規雇用でなく、収入も安定しません。でも、キャッシュレスで買い物できてキャッシングもできるクレジットカードが作りたい…。作りやすいおすすめのクレジットカードってありますか?審査に合格するコツも、あれば教えてください。
フリーター
門田 タロウ
クレジットカードの女王
蘭蜜先輩
「作りやすいクレジットカード」とは?
入会の手続きが簡単で作りやすいクレジットカード
維持が簡単で、作りやすいクレジットカード
審査が柔軟で、作りやすいクレジットカード
入会の手続きが簡単で作りやすいクレジットカードに関しては、どのクレジットカードも、入会の手続きはほぼ同じといえるでしょう。 維持が簡単で、作りやすいクレジットカードは、年会費無料であれば、特に入会費や維持費もかかりませんし、クレジットカードの利用者本人が滞納や遅延をせずに毎月きちんと利用金額を返済している限り自動的に更新されるので、特に必要な作業も発生してきません。 ここでは、 の「審査が柔軟で、作りやすいクレジットカード」についてみていきます。 クレジットカードの入会審査は、申込者本人の個人情報と信用情報の2つから合否を判断しています。しかし、2010年の貸金業法改正の影響で、審査がかなり厳しくなりました。 総量規制により「年収の3分の1以上の借入ができない」ことになったのです。
審査が厳しくなったとはいえ、それでも審査が柔軟なクレジットカードはあります。ここでひとつずつ紐解いていきましょう。
「審査が柔軟なクレジットカード」なんてあるの?
クレジットカード会社は、それぞれ独自の判断基準を設けており、この基準によって、クレジットカードが作りやすかったり、作りにくかったりするのです。 クレジットカードの利用代金を月々一定額で返済する「リボルビング払い」専用のクレジットカードの場合、クレジットカード会社側は利用客からの利息を回収できるため審査が甘いとされてますが、特にそのようなことはありませんので、通常のクレジットカードと同じ審査が入ると思っておいたほうが良いでしょう。
そもそも、クレジットカード会社が行う「入会審査」って何を見る?
新規のクレジットカードを発行する際、申込み者は、クレジットカード会社が行う入会審査に合格する必要があります。 個人信用情報機関に登録されている申込者本人の信用情報に事故情報(延滞情報、自己破産などの債務整理情報)があった場合、すなわち「ブラックリスト入り」していた場合は、得られる信用は低くなり、クレジットカードが発行されない可能性が高くなります。 過去に審査に落ちていたり、クレジットカード支払いを延滞した経験がある場合、ひそかに審査に合格するか不安に感じている人が多いのも事実なのです。 クレジットカード審査がどう行われているのかについては、こちらの記事で詳しく書きました。
審査に過去に何度か落ちていて、受かるか不安です…。要因があれば、知りたいです。
フリーター
門田 タロウ
クレジットカードの女王
蘭蜜先輩
審査に引っかかる人には共通点があります。 また、申込用紙には抜け漏れなくしっかり記載することが大切です。
どんな人が、クレジットカードの入会審査にひっかかりやすい?
専業主婦の場合は?
専業主婦の方は、本人に収入がなくても、配偶者に安定した収入がある場合、配偶者の収入や雇用形態が審査の対象になります。
外国人や留学生など、日本人ではない場合は?
一時的に日本に滞在している外国人も、日本でクレジットカードを申請・取得することは可能です。 「在留カード」あるいは「特別永住者証明証」で本人の身分をきちんと証明でき、かつ日本での滞在が短期間ではなくある程度滞在するのであれば、クレジットカードを持つことができます。 というのは、申込者が短期滞在の場合、クレジットカードで借入をして、支払いをしないまま帰国してしまうリスクがあるからです。 「外国人であるから」ということではなく、あくまでも「返済能力」が重視されているのです。 そもそも「在留カード」は、最短で3ヵ月~最長5年の在留を許可するもの、「特別永住者証明証」は永住を許可するものなので、3ヵ月以下の滞在の方は基本的にクレジットカードの発行は不可能になります。
無職で無収入の場合は期待しないほうが良いが、学生と主婦は別枠
原則として返済能力の点で、無収入の方はクレジットカード審査に合格するのは難しくなります。 「審査が甘い」といわれる、審査が柔軟なクレジットカード会社があるのも事実であり、審査の合格不合格はそれぞれのクレジットカード会社にかかっているのでなんともいえませんが、期待しないほうが良いでしょう。 ただし、学生と主婦の方に関しては、審査の基準はまた異なっています。 主婦の方であれば、配偶者の収入が審査の対象になるので、配偶者に収入があり、返済能力があると判断されれば、クレジットカードを持つことは可能です。
学生に関しては、クレジットカード会社からすれば学生は未来の「優良な顧客」なので、むしろウェルカム。 学生を対象としたクレジットカードも多く発行されています。
入会申請時にやってはいけないことと、審査に受かるコツ5つ
同時に何社も受けない。落ちた場合は、6カ月後に再申込みするのがポイント
審査に合格するために、まずやってはいけないことが、同時に何社も受けること。 これは「多重申し込み」と呼ばれています。 個人信用情報機関には、入会審査に落ちた情報も登録されますし、1度クレジットカードの申し込みをすると、その履歴は6ヶ月間、個人信用情報に残ります。 審査落ちして再度入会審査にチャレンジしたい場合は、最低でも6ヶ月、期間をあけるようにしましょう。 多重申し込みについて、詳しくはこちらの記事で詳しく書いています。
審査に通らない…!クレジットカード会社に何社も申し込む「多重申し込み」に要注意
キャッシング枠を設けない(0円にする)こと
収入が不安定・収入が低い、あるいは過去にネガティブなクレジットカード履歴がある等で確実にクレジットカード審査に合格する自信がない場合は、キャッシング枠はなるべく低くするのがポイントです。できれば0円が良いでしょう。 収入が低い・収入が安定しないなどの理由で審査に合格するか不安な立場にもかかわらず、大きな額のキャッシングを希望すると、返済能力が問われ、審査に落とされてしまう可能性があります。 キャッシング枠はあとから変更が可能です。まずはクレジットカードを作ることを最優先させましょう。
申込書の埋められる欄はすべて記入し、誤字・脱字をしない
意外なところで審査落ちの原因となってしまうのが、申込書記入の際の誤字・脱字。 最近はインターネットによるオンラインの申込みもメジャーになってきましたが、パソコンやスマートフォンでうっかりタイプミス、間違った電話番号や住所を記入してしまった…なんてことになると、審査に影響しかねません。 間違いがないようにしっかり確認するようにしましょう。 また、記入項目はとばしたりせず、わかる範囲で記入するようにしましょう。
うそをかかない
「年収が高いと審査に合格しやすいかも」「借入額を少なめに書いておくとちょっとはハードルが下がるかも」、そんなことを思ってうそを記入するのはやめましょう。 年収を少し多めに見積もって記入するぐらいであれば大丈夫ですが、これも限度を超えると、疑いの対象となってしまいます。 借入額に関していえば、個人信用情報機関にすべて履歴が残っているので、うそはすぐバレます。
遅延のない支払いを積み重ね、クレジットカード会社の信頼を得る
すでにクレジットカードを持っている場合、遅延のない支払いを続けることで自らの「返済能力」をアピールできます。 もし、手に入れたいクレジットカードが審査のハードルが高いものである場合、最初は審査が柔軟なクレジットカードを手に入れて、毎月きちんと返済し、少なくとも2年は信頼できるクレジットカードヒストリー(クレヒス)を積み重ね、新しいクレジットカードの審査時にクレジットカード会社からの信頼を得るという手もあります。
クレジットカード審査につきものの「在籍確認」って何?
過去にクレジットカード審査に落ちているのですが、どうしてもクレジットカードがほしくて…。 おすすめのクレジットカードはありますか?
フリーター
門田 タロウ
クレジットカードの女王
蘭蜜先輩
流通・IT系クレジットカードがおすすめです。
実際に作りやすいクレジットカードとは?
まず狙ってみるべきは「流通系・IT系」クレジットカード
さて、以上の点をふまえて、実際に作りやすいクレジットカードをみていきましょう。 イオンカードや楽天カード、ライフカードなど「流通系・IT系」のクレジットカード会社が発行しているクレジットカードは、そもそも入会した顧客がカードを提携グループ内で利用したら、その分そのまま利益がクレジットカード発行会社に還元されるため、一人でも多くの新規顧客を囲い込みたいという意図があり、審査は比較的柔軟といわれています。
審査なしで作ることのできる「デビットカード」
デビットカードとは、購入と決済を同時に行うカードのこと。預金口座と直結していて、購入時に即時に支払いの決済が行われるキャッシュカードのことです。 つまり基本的には「口座残高=利用限度額」となり、キャッシングのサービスはないので、銀行に自分名義の預金口座があれば、審査なしで作ることのできるカードです。 口座残高に必要な金額が入っていない場合、支払いができずデビットカードを利用できないので、お金の浪費を抑えることもできます。
クレジットカード会員の家族であれば持つことができる「家族カード(家族会員カード)」
家族がすでにクレジットカードの本会員であれば、機能・サービスはそのままの「家族カード」を持つことができます。本会員と生計を共にする配偶者・親・子(高校生をのぞく18歳以上)であれば発行されます。 年会費が別途かかってくる場合もありますが、特に専業主婦の方にはおすすめです。なお、支払いの口座はクレジットカード本会員のものと同じになります。あくまで審査の対象は本会員であり、申し込む家族それぞれの返済能力は問われないので、作りやすいカードといえます。 たとえば、楽天カードの場合、楽天カード自体ももちろん年会費は無料ですが、家族カードも発行費・年会費ともに無料で、5枚まで作ることができます。 家族カード利用でももちろん還元率1%でポイントを貯めることができるので、どんどんポイントが貯まります! 家族カードについては、こちらの記事で詳しく書いています。
おまけ:作りやすい「法人カード」はある?審査に合格するコツは?