クレジットカードキャッシングの返済方法

新たな入会審査が必要なく、クレジットカード会社が提携している銀行ATMやコンビニエンスストアのATMなどですぐに借り入れできるので手軽で便利な点が、主婦の方や急遽まとまった現金が必要になった方に利用しやすいようです。
入会審査もなくATMで手軽に現金が引き出せるので、あたかも自分の銀行口座からお金を引き出しているような感覚に陥ってしまいますが、勘違いしてはならないのが、そのお金は借金であるという点です。
つまり、借りたお金はしっかり返済しなければなりません。

クレジットカードでキャッシングをしたら、どうやって返済する?
クレジットカードに付帯しているキャッシング機能。お金を手軽に借りることこそできますが、気軽であるからこそ、使いすぎてしまったり返済できないような金額を借り入れてしまったりというリスクが考えられます。
<利用可能枠が設定されており、利用限度額以上は借り入れできないようにこそなっていますが、利用にあたっては十分注意するようにしましょう。 そのメリット・デメリットに関してはこちらの記事で詳しく書きました。
クレジットカードのキャッシングはこわくない?クレジットカード借り入れのメリット・デメリット
クレジットカードに付帯しているキャッシングは、クレジットカード会社の指定した引き落とし日に口座引き落としというかたちで一括払いにて返済するのが一般的ですが、リボルビング払い(リボ払い)で返済する場合、クレジットカードによってはATMから入金というかたちへ返済することもできます。
まずは、一括の口座引き落としから見ていきましょう。
口座引き落としで支払う場合
クレジットカードにはもともと、ショッピング機能とキャッシング機能が付帯しています。
ショッピングでクレジットカードを利用した場合、翌月・もしくは翌々月の支払日に指定した口座より利用した分の金額は引き落とされるしくみになっていますが、キャッシングでクレジットカードを利用した場合も同じで、その月の締め日までにキャッシングした合計金額が、指定の口座より引き落とされます。
ひとつだけ気をつけたいのは、クレジットカードをショッピングで利用した場合、翌月の1回払いに関しては手数料は発生しませんが、キャッシングで利用した場合、たとえ一括払いであっても金利手数料が発生する点です。
では、キャッシング利用した金額、ショッピング利用した金額、同じ日引き落とし日に引き落とされるのでしょうか。
いくつか取り上げてみましょう。
クレジットカード | ショッピング締め日/ 支払日 |
キャッシング締め日/ 支払い日 |
---|---|---|
楽天カード | 毎月末日締め/ 翌月27日払い |
毎月末日締め/ 翌月27日払い |
三井住友VISAカード | 毎月15日締め/翌月10日払い、 もしくは毎月末日締め/翌月26日払い |
毎月15日締め/翌月10日払い、 もしくは毎月末日締め/翌月26日払い |
イオンカード | 毎月10日締め/ 翌月2日払い |
毎月10日締め/ 翌月2日払い |
JCB一般カード | 毎月15日締め/ 翌月10日払い |
毎月15日締め/ 翌月10日払い |
オリコカード | 毎月末日締め/ 翌月27日払い |
毎月末日締め/ 翌月27日払い |
つまり、ショッピングで利用してもキャッシングで利用しても締め日は同じ、支払い日も同じであるようです。
クレジットカードでキャッシング・ショッピング両方を利用した場合の返済例
友人との旅行を控えたA子さんが、以下のようにクレジットカードを利用したとします。
○4月15日 旅行代金をクレジットカードで支払い。友人分と合わせて5万円
○4月22日 クレジットカードでキャッシング。3万円
翌月の支払日に支払わなければならない金額はいくらになるでしょうか。
(ショッピング利用)5万円+(キャッシング利用)3万円=
(ショッピングとキャッシングの合計金額)8万円
さらに、キャッシングには日ごとの金利手数料が発生するので、その分をプラスした金額が請求額(支払金額)になります。
口座引き落としの場合は、自分から何か特別にアクションをする必要は特にありませんが、当然ですが指定の口座引き落とし日にショッピング利用・キャッシング利用ともに請求された金額がきちんと口座に入っている必要があります。
支払い方法は、一括払いかリボルビング払い(リボ払い)のいずれか
借り入れた金額の返済方法は、一括払いかリボルビング払いのいずれかになります。
一括払いに指定した場合、翌月の引き落とし日にクレジットカード会社が借入額と利息分を一括にて引き落としてくれます。
一方、一括で支払うのが困難であれば、利息は多くかかってしまいますがリボルビング払いで返済するしか方法はありません。
リボルビング払いは、借り入れた金額を毎月返済していく方法です。
借入残高に応じて、元金と利息分が引き落とされます。
リボルビング払いとは?
リボルビング払い(リボ払い)とは、利用金額や利用の件数にかかわらず毎月の支払い金額がほぼ一定になる支払い方法です。
毎月返済する金額はクレジットカードに設定されている元金に、前月支払日の翌日から当月支払日までの利息を加えた金額になります。
返済方式には「残高スライド定額方式」や「最終貸付後残高スライド定額方式」、「元金定率リボルビング方式」などいくつか種類があります。
キャッシング支払いを一括支払いに指定しても、後からリボルビング払いに変更できる
さて、支払い方法ですが、一括払いにしてもあとからリボルビング払いに変更することが可能です。
たとえば、三井住友VISAカードの「キャッシングもあとからリボ」であれば、海外キャッシュサービスを利用した際に関しては「キャッシングもあとからリボ」に申し込むことで、一括ではなく、毎月一定の金額返済ができます。
楽天カードのキャッシングサービスであれば、海外キャッシングサービスに限定せず、借り入れ時に1回払いを選択した場合であっても、後からリボ払いに変更することができます。
手元に現金があり、借り入れた分を繰り上げ返済したい場合
さて、さきほども少し触れたのですが、クレジットカードで借り入れをした場合、日割りで金利を支払わなければなりません。
借りた金額が大きいと、リボルビング払いでの毎月の返済では、完済までに支払い期間が長くなり、支払い回数は増え、支払う金利の額も大きくなってしまいます。
そんなときには、提携金融機関のATMでの繰り上げ返済が便利です。
ATM利用手数料がかかってしまう点だけ、注意が必要です。
提携ATMの利用手数料
借り入れ金額 | ATM利用手数料 |
---|---|
10,000円以下 | 100円(税抜) |
10,001円以上 | 200円(税抜) |
返済したいときに返済できる!ATMからの返済方法
クレジットカードがATM返済と繰り上げ返済に対応していれば、借り入れたお金を提携している金融機関(提携金融機関)やコンビニエンスストアのATMから返済することもできます。
繰上げ返済ができれば、繰り上げて返済した分は元金にあてられるので、返済期間が縮まり、支払う期間も金利も少なくなります。
現金があるときにパッと借入金額を返済できるので、返済するのがズルズル長引いたり、実は支払う必要のない金利を支払ったりすることもありません。
但しクレジットカードによっては、ATMで借り入れはできてもATMからの返済には対応していないカードもあります。
少しでも節約したい方はキャッシングをする時点で、果たして自分の返済できるタイミングで返済可能なクレジットカードかどうか、返済方法まできっちり把握しておくようにしましょう。
ATMでの返済方法
では、ATMで返済する場合はどうやって返済するのでしょうか。
まず最初に、ATMで返済する場合は以下のことをチェックしておきましょう。
- 借り入れをしたクレジットカードは、ATM返済に対応しているか、さらに返済を考えているATMはそのクレジットカード会社と提携しているか
ATMからの返済の際のチェックポイント
- ATMがある店舗ごとにATMの営業時間や営業日は異なるので、金融機関休業日・営業時間を調べておく
- 手元に返済する金額+金利分の現金がある
ATM返済の操作・利用方法(ATMによって異なります。あくまで参考にしてください)
ATMにキャッシングをしたクレジットカードを挿入
2.画面に従って操作します。クレジットカードの取引ボタンを押し、「入金(返済)」を選択
暗証番号を入力します
画面に従って操作、入金します
カードと利用明細が出てくるので、忘れずに持ち帰るようにしましょう
1ヵ月借りたら金利はいくらぐらい?知っておきたい利息計算方法
上でも書いたように、クレジットカードのキャッシングには日割りで金利が発生します。
たとえば、実質年率18%の三井住友VISAカードで10万円を借り入れし、翌月の口座引き落とし日に一括払いした場合はどうなるでしょうか。
三井住友VISAカードは、毎月15日締め切り・翌月10日払いとなっているので、ある月の26日にキャッシングした場合、翌月15日の引き落とし日まで20日間分の金利が発生します。
まず、1日あたりの金利はいくらか見てみましょう。
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100,000円(借り入れた金額)×0.18(金利)÷365日(1年を日割り)=49.3円
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1日あたりおよそ50円の利息が発生します。
さらに、借りた日から支払日まで20日ありますから、金利は
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49.3円(1日あたりの利息)×20日(借り入れしていた期間)=986円
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となり、たった20日間で1,000円近くの利息が発生していることがわかります。
これを「お金がなかったから本当に助かった」ととるのか、「たった20日で1,000円も?!高い!」ととるかは人それぞれですが、キャッシングの金利でいうと、実は銀行カードローンのほうが安いことはご存知でしょうか。
金利 | 10万円を20日間借りた場合の利息【1日あたり】 | 10万円を20日間借りた場合の利息手数料(20日間) | |
---|---|---|---|
三井住友VISAカード | 18% | 約49.3円 | 986円 |
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 14.6% | 40円 | 800円 |
たった20日間で、186円の差が出ました。
借りる金額が大きくなればなるほど、また借り入れしている期間がなればなるほど、銀行カードローンはおすすめといえます。
まとめ:クレジットカードのキャッシング返済時の際の注意点
いかがだったでしょうか。
クレジットカードのキャッシング返済にあたっては、以下の点にまず注意して利用するようにしましょう。
- ショッピングとは異なり、翌月の一括払いでも日割りの金利手数料が発生する
- それでも、支払い期間が長くなり、支払う利息が増えるリボルビング払いよりは一括払いがおすすめ
- クレジットカードによっては、ATMでの繰り上げ返済に対応していないこともある
利用の際は事前にしっかり調べ、「お金を借りている」という自覚をしっかり持つことが大切です。